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機体の傾斜がある程度大きくなると、左図のように、方向舵がわずかに昇降舵のはたらきをし、昇降舵もわずかに方向舵のはたらきをするようになる。45°バンクのときには、それが半分ずっとなり、60°バンクになれば、ほとんど反対の状態となり、むずかしくなる。したがって、初歩のうちは、45°以内のバンクを完全にマスターすることがたいせつである。
特に旋回の初動のとき、持続旋回はもちろん。そのバンク程度に従って、昇降舵の量を大きくし、方向舵の量を減らすのは当然で、その関連を説明すると、2−20図のようになる。

 

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右旋回のとき、このように機首が移動する

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舵の交代

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